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リバーシブル 2019年2月号連載「若者は未来だ!」


高校生だった彼女が社会で活躍する大学生に。

昨年の春のこと。「もうすぐ大学生になります!」

と、受験を終えてに顔出してくれたのは、高校1年生のときからボランティアに参加してきてくれている大学一年生の都築羽菜さんと友人の松本蒼深さん。楽しそうに笑顔で子どもたちと触れ合う2人の姿がとても印象的で高校生の頃から数多くのボランティアの中で一目を引く存在でした。

先日愛知こどもの国で開催された愛知マーブルタウンでは、これまでの経験を生かし延べ200名のボランティアを統括するリーダーの1人として事前の企画会議から当日の運営資金まで担当してくれました。

都築さんは大学の中でもキャンパスのパンフレットモデルに起用され、地元安城市「2018年安城七夕親善大使」に選ばれまちの発展にも寄与しています。

「親善大使の活動を通じて、自分が住む安城市の市の知らなかった魅力を発見できました」と都築さんは話してくれました。

私たちのプロジェクトに参加する学生たちのモチベーションは、就活に役に立つから将来に悩んでいるからなど様々です。

勇気を持って主体的に飛び込み、成長に繋げる


しかし彼女のように「楽しいから」とまっすぐな気持ちで主体的に関わる女性たちはどんなプロジェクトに参加しても自分で学びを見つけ成長に繋げていきます。

彼女のような学生と、他の学生の違いは何でしょうか。

目先の損得や見返りを求めない純粋な好奇心と学校外の新しいコミュニティに飛び込む勇気ではないのではかと思います。

学生でありながらも活動を通して社会と繋がりを持ち活躍するのは稀ですが、1人のロールモデルとしてこれからも子どもたちや周りのみんなを感化するような存在であってほしいなと願っています。

※写真は、安城七夕まつりで、安城市長安と活躍する都築さん。