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リバーシブル 2018年10月号連載「若者は未来だ!」


「教育と建築がこれからのまちを変える」

まちづくりはいつもハードとソフトといった表現で両方の側面から進めていく必要があると論じられます。当然ですが、インフラ整備と住民による自治がなくては暮らしにならないからです。

皆さんもご周知の通り、岡崎市では「乙川リバーフロント地区整備計画」として河川など市内の空間資源を活用し、観光都市を目指して様々なインフラを整備大規模なまちづくり計画が動いております。

ここも橋を作るというハード整備と、人の循環のためのソフト事業が両立して行われています。

教員と建築家を目指す若者


私たちが行う様々な事業には、必ず協力してくれる高校生や大学生がいます。

彼らはおよそボランティアで協力してくれるわけですが、最近気づいたこととして、教員と建築家を目指している若者が非常に活動的で関わる機会が多いのです。

彼らが熱心に活動に参加してくれるのは、自己実現をするためにフィールドとして社会に活動の場を自然と求めているから。この若者たちのまちづくりへの参画こそがこれからの地域に必要ではないかと考えています。

わざわざ説明することでもないかもしれませんが、現状のまちは形成済みで、歴史も文化もインフラもすでに存在しています。

だからこそ現代のまちづくりに若い世代の価値観が必要不可欠です。

まちに新しいものを創造していくために、若い世代の価値観どれだけ早く具現化できるというスピード感は一つの指標だと捉えています。

若者、コーディネート機関、そして自治体


人と建物とその関係による創造こそが、これからの続きの近道ではないでしょうか。

それを前提とするならば、本質的なまちづくりとは、教員と建築家を志す若者たちと、それをコーディネートする機関と、その場を提供する自治体によって実現されることが最善だと思えてくるのです。

実際に行っている活動はまたの機会に。