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リバーシブル 2018年9月号連載「若者は未来だ!」


『学校以外の教育現場で子どもたちはどう成長するのか』

義務教育あるにもかかわらず、なぜ私たちは学校外での教育目的の場作りをしているのか。

それは義務教育には子どもたちが『未来を切り開いていく人材になるための生きる力』を養う機会が少ないからです。

将来社会人になることを想定した成長ができる場を作るために欠かせないのが社会性です。

地域の中小企業と連携したインターンシップ事業や社会を疑似体験できるシチズンシップ(市民としての資質)教育のためのマーブルタウン事業などを行っています。

マーブルタウンで映画をつくった男の子


10年前に開催されたマーブルタウンの中で映画館を開いた子どもがいます。

彼は友人と一緒にビデオカメラ等ら上セットを使って一本の映画を作りました。

パソコンでの編集などは行わず、自らシナリオ制作し、撮影現場でのシーンのために用意した音源を直接渡しながら見よう見まねで映画製作を行ったのです。

その映画を見るチケット周りの子供たちに販売し、自作映画館で視聴することができるという空間を作り上げました。

現在20才となった彼は、日本体育芸術学部映画学科の学生となり、映画監督になることを目標にして日々勉強に励んでいます。

18年度新卒の大学生2万5000人にアンケートをとったところ、収入や出世が大事という数字がはるかに上回る3割の学生が『楽しく働きたい』と答えたデータがあります。

しかし、楽しく働くことはどういうことなのか。体感を持てる機会は、何が条件がない限り彼らの日常にありません。

生活の中で、親と先生や習い事以外の社会の人と接することが当たり前になり、社会で楽しく働き活躍できる人材を育てために活動し続けたいと思っています。

2018年9月29日30日には、岡崎シビコでおかざきマーブルタウンの開催が決定しています。
小学生の参加もちろんボランティアとしての参加もできますので、ぜひお越しください。